ウィルソン シフト99 V1.0 2023年モデル レビュー:新時代にシフトする!スピードと回転を高次元で両立したラケット

2023年モデル

スピードと回転を高次元で両立!
ウィルソン ラボから生まれた画期的なラケットが登場です。

シフトは、ウィルソン LABS(ラボ) のプロジェクトの1つとして、2022年に始動しました。ウィルソン ラボはシカゴにある技術開発センターで、そこでテストモデルを作ったのが第1弾となります。その後、プロトタイプを2022年に作成し、プレーヤーやコーチ・インフルエンサーが試打。その評価をフィードバックして発売されたのが、こちらのモデルとなります。

特徴・機能

①FEA技術

素材を掛け合わせた時の効果をシミュレーションする技術で、航空技術や宇宙工学で採用されている技師となります。これを使う事により、テストタイプのラケットを作らなくても、ある程度のシミュレーションが出来るので、製造期間やコストをカットする事が出来ます。

この技術を使う事で、今作のシフトは「スピードが速く、スピン量は多く」というラケットの理想を追求しています。

②縦しなりの向上

「スピードが速く、スピン量は多く」というラケットの理想を体現する為に、横からボールを当てた時にどれだけラケットがしなるかという「縦しなり」を高めています。スピンを掛ける時にラケットが縦にしなる事で、普通にスイングしても、いつもより回転が掛かる感覚を実感する事が出来ます。

スペック

シフト99 V1.0

フェイス面積:99平方インチ
重量:300g
長さ:27インチ
フレーム厚:23.0mm
バランスポイント:315mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ20
グリップサイズ:2,3

シフト99 プロ V1.0

フェイス面積:99平方インチ
重量:315g
長さ:27インチ
フレーム厚:23.0mm
バランスポイント:315mm
ストリングパターン:タテ18×ヨコ20
グリップサイズ:2,3

シフト99L V1.0

フェイス面積:99平方インチ
重量:285g
長さ:27インチ
フレーム厚:23.0mm
バランスポイント:320mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ20
グリップサイズ:1,2

口コミ・インプレ

参考に、シフト99 V1.0の感想を掲載します。

・よく飛ぶが、ボールがしっかり落ちてくれる。

・弾いては飛んでいる感覚があるが、打球感は柔らかい。

・引っかかってスピンが掛かるというよりは、真っ直ぐ飛んで落ちるフラットドライブ系のボール。

・ラケット自体はパワー系ではないが、球離れが遅く、しっかり捉えて飛ばしてくれる。


 
ウィルソン シフト99 V1.0 2023年モデルの紹介をしましたが、いかがでしたか?

「新時代にシフトする」というコンセプト通り、プレーヤーのプレースタイルを変えてしまう様なラケットでもありますね。

サイドに振られて今までなら緩く返していた所を、シフトであれば、スピードと回転を両立した球でカウンターを打てると言う場面もありそうです。

俗に言う黄金スペックの誰でも打ちやすいというラケットではありませんが、しなりを活かしたスピードのあるストロークを打ちたい方には、是非試して頂きたい1本です。

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