プリンスのエンブレム110と120は、どちらも軽くてボールを飛ばしやすい人気のデカラケですが、使い勝手にははっきり差があります。軽快に振ってスピンやコースも使いたいならエンブレム110、とにかく楽に飛ばしてボレーや守備を楽にしたいならエンブレム120がおすすめです。120のほうが10gほど軽い一方、フェイスは大きく、長さも0.25インチ長いため、単純に「軽いほうが振りやすい」とは限りません。
エンブレム110と120はどっちがおすすめ?
迷ったときに一番分かりやすいのは、ラケットにどこまで飛びを助けてもらいたいかです。
- エンブレム110:軽さと飛びは欲しいが、自分でもしっかり振りたい
- エンブレム120:スイングを頑張らなくても深く返せるラケットが欲しい
エンブレム110も十分に楽なラケットですが、120と比べると自分で振ってボールを作りやすく、スピンやコースの調整もしやすいです。
120は120平方インチの大きなフェイスと高い反発力が魅力。コンパクトなスイングでもボールを飛ばしやすく、ダブルスのボレーやリターン、走らされたときの返球で助けを得やすくなっています。
一般的な軽量デカラケとして使いやすさのバランスを取るなら110、飛びと楽さを最優先するなら120と考えると選びやすいでしょう。
エンブレム110と120のスペックを比較
| 項目 | エンブレム110 | エンブレム120 |
|---|---|---|
| フェイス面積 | 110平方インチ | 120平方インチ |
| 平均重量 | 255g | 247g |
| 長さ | 27インチ | 27.25インチ |
| バランス | 350mm | 365mm |
| スイングウエイト | 280 | 285 |
| フレーム厚 | 26-28-26mm | 30-27.5-26mm |
| ストリングパターン | 16×18 | 16×19 |
| パワーレベル | 1350 | 1500 |
| 推奨テンション | 40-48-56lbs | 42-50-58lbs |
2026年2月には限定カラーのSAKURAも登場しています。110は255g、120は247gで、基本スペックは現行モデルと共通です。
数字だけを見ると120は約8g軽いため、こちらのほうが扱いやすそうに見えます。しかし、バランスは110が350mm、120が365mm。さらに120は27.25インチと少し長く、スイングウエイトも285と110より高くなっています。
そのため、手に持った軽さと実際に振ったときの軽快さは別です。ラケットヘッドを素早く動かしたいなら110のほうが扱いやすく感じる人も多いでしょう。
飛びを最優先するならエンブレム120
2本の違いが最も分かりやすいのはパワーです。
プリンスが設定するパワーレベルは110が1350、120が1500。120は公式でも強いパワーを特徴としているモデルで、フェイス面積も120平方インチあります。
大きく振らなくてもボールを深く運びやすいため、「以前よりボールが浅くなってきた」「相手の速いボールに押される」「ダブルスでコンパクトに返したい」という人には120の助けが大きいでしょう。
複数のインプレを見ても、110と120では120のほうが飛距離を出しやすいという評価が目立ちます。
110も一般的な300g・100平方インチのラケットと比べればかなりパワフルです。飛びは十分ありますが、120ほど勝手に距離が出る感覚ではないため、自分でスイングしながらボールの長さを調整したい人にはむしろ扱いやすくなります。
少ない力で飛ばすなら120、飛びを得ながら自分でも振りたいなら110です。
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重さは120が軽い。でも操作性は110が上
重量だけなら、247gの120が255gの110より軽量です。
ところが実際の振りやすさでは、110にも大きなメリットがあります。
110は27インチ・350mmバランス・スイングウエイト280。120は27.25インチ・365mm・スイングウエイト285です。
120は軽い重量に対してヘッド側へ重さを持たせ、さらに少し長くすることで飛距離を稼ぐ設計。そのため、コンパクトに当てるだけなら非常に楽ですが、ラケットヘッドを細かく動かしたり、速く振り回したりする場面では110のほうが軽快です。
プリンスも110をダブルスでの操作性に優れたモデルとして紹介しています。
腕への重量負担を減らしたいなら120、取り回しの軽さを重視するなら110という違いがあります。
関連記事:プリンス エンブレム 110 2025年モデル:初心者から中級者に最適な軽量ラケット!特徴や口コミを徹底解説
スピンをかけやすいのはエンブレム110
トップスピンを使うなら110が選びやすいです。
110はストリングパターンが16×18とかなりオープン。横糸が少ないためストリングを動かしやすく、軽いラケットを振り抜いて回転をかけやすいスペックになっています。
複数の試打レビューでも、110は軽量デカラケの中ではスピンをかけやすく、回転によってボールをコートへ収めやすいという評価があります。
120もスピンをかけられますが、最大の魅力は回転性能よりパワーです。フェイスの大きさと反発を利用して深さを出すほうが、このラケットの良さを生かしやすいでしょう。
ストロークは110のほうが扱いやすい人が多い
エンブレム110は自分でも振っていける
ストロークである程度スイングする人には110が使いやすいです。
110平方インチでも十分に大きなフェイスですが、120よりコンパクトなのでラケットヘッドを動かしやすく、16×18のストリングパターンを生かしてスピンもかけられます。
飛びすぎを回転で抑えながらラリーしたり、クロスとストレートを打ち分けたりと、軽量ラケットでも自分からゲームを作りたい人に向いています。
エンブレム120はコンパクトなスイングでも深く飛ぶ
120はフルスイングしなくてもボールを飛ばせるのが強みです。
大きくテイクバックしなくても反発を得やすいので、相手に時間を奪われたときや、十分に体勢を作れない場面でも深く返しやすくなります。
逆に、自分から速く振れる人には飛びが強く感じることがあります。強打を繰り返すより、コンパクトにラケットのパワーを使うほうが120には合っています。
ボレー中心なら120の楽さが魅力
ダブルスのボレーでは、どちらも使いやすいモデルです。
その中でも、当てるだけで深く返したいなら120が強力です。
ボレーではストロークのように大きく振れないため、120平方インチの大きなフェイスと高い反発力がそのまま助けになります。相手の速いボールに対して面を合わせるだけでも返球しやすく、ミスヒットへの余裕もあります。
110は120ほどの圧倒的なパワーはありませんが、取り回しが良いため、ポーチや足元のボールへの反応では扱いやすさがあります。
ボレーで「とにかく返球を簡単にしたい」なら120、「ラケットを動かしてコースも狙いたい」なら110です。
サーブは120の長さとパワー、110の振り抜き
サーブも特徴が分かれます。
120は27.25インチと110より0.25インチ長く、パワーも高いため、ラケットの力を使ってボールスピードや飛距離を出しやすいモデルです。
一方の110は27インチで、120より取り回しが軽快。16×18のストリングパターンもあり、自分でラケットヘッドを走らせてスライスやスピンをかけたい人には合わせやすいでしょう。
ラケットに飛ばしてもらうなら120、自分で振って回転を使うなら110が選びやすいです。
エンブレム110と120は女性やシニアならどっち?
どちらも軽量なので、300g前後のラケットが負担に感じる人には有力な候補です。
ただし、「女性だから120」「シニアだから120」と単純に決める必要はありません。
今でもある程度スイングできて、ストロークでスピンやコースを使いたいなら110のほうが扱いやすい場合があります。255gと十分軽く、120よりヘッドを動かしやすいからです。
一方、スイング量をできるだけ減らしたい人や、ストローク・リターン・ボレーのすべてでラケットのアシストが欲しい人には120が合います。
| こんな人 | 選びやすいモデル |
|---|---|
| 自分でもしっかり振れる | エンブレム110 |
| とにかく楽に飛ばしたい | エンブレム120 |
| スピンも使いたい | エンブレム110 |
| コンパクトなスイング中心 | エンブレム120 |
| ポーチなど素早い操作を重視 | エンブレム110 |
| 当てるボレーを楽にしたい | エンブレム120 |
関連記事:「女性向けテニスラケット」5選(2026年モデル)|軽さ・扱いやすさ・ラリーの続けやすさで選択するおすすめラケット
エンブレム110の気になるところ
- 120ほど圧倒的なパワーはない
- 120より8gほど重い
- コンパクトに当てるだけなら120のほうが楽
- 飛びを最優先する人には120のほうが合いやすい
110も十分に飛ぶラケットなので、一般的な競技系ラケットと比較してパワー不足を心配する必要はありません。
ただ、「ラケットを振る負担そのものを減らしたい」「軽く当てただけでもベースライン近くまで飛ばしたい」という目的なら、120のほうが特徴がはっきりしています。
エンブレム120の気になるところ
- 強く振れる人には飛びが多すぎる場合がある
- 365mmバランスなので、重量ほどヘッドは軽くない
- 27.25インチで110より細かい操作はしにくい
- スピンやコースを自分で作るなら110のほうが扱いやすい
120は247gなので非常に軽量ですが、「軽い=どんな場面でも振りやすい」とは限りません。
ヘッド寄りのバランスと長さによって大きなパワーを生み出しているため、ラケットを細かく動かす操作感を求める人には110のほうが自然です。
エンブレム110がおすすめな人
- 軽量ラケットでも自分から振っていきたい
- トップスピンを使いたい
- ストロークでコースも狙いたい
- ダブルスで取り回しを重視する
- 120では飛びすぎそうで不安
- 27インチの標準的な長さが使いやすい
「デカラケの楽さは欲しいけれど、ラケット任せにはしたくない」という人には110がちょうどいいバランスです。
エンブレム120がおすすめな人
- 少ない力でできるだけ遠くへ飛ばしたい
- ボールが浅くなることに悩んでいる
- コンパクトなスイングが中心
- ボレーやリターンを楽にしたい
- 広いフェイスで安心して打ちたい
- ラケットのパワーを積極的に使いたい
特に「昔のように強く振らなくてもテニスを楽しみたい」という人には、120の分かりやすいパワーが助けになります。
エンブレム110と120のよくある質問
Q.エンブレム110と120ではどちらが飛びますか?
エンブレム120のほうが飛びます。120平方インチのフェイス、27.25インチの長さ、パワーレベル1500という設計で、110より少ない力でも飛距離を出しやすいモデルです。
Q.軽いのは110と120のどちらですか?
重量は120が247g、110が255gなので120のほうが約8g軽量です。ただし120は365mmのヘッド寄りバランスで、スイングウエイトは285。110は280なので、振ったときの取り回しでは110のほうが軽快に感じる場合があります。
Q.初心者には110と120のどちらがおすすめですか?
体力やスイングによって変わります。ある程度振って覚えていきたいなら110、まずは少ない力でボールを飛ばしたいなら120が候補です。若くて体力のある初心者なら、より標準的な重量のラケットも含めて比較したほうがよいでしょう。
Q.スピンをかけやすいのはどちらですか?
110が選びやすいです。16×18のオープンなストリングパターンで、120よりラケットを操作しやすいため、ヘッドを動かしてトップスピンをかけやすくなっています。
Q.ダブルスには110と120のどちらが合いますか?
どちらもダブルス向きです。ポーチなどで素早くラケットを動かしたいなら110、ボレーで面を合わせるだけでも深く返したいなら120が合います。
Q.腕力に自信がない場合は120のほうがいいですか?
飛ばす力をラケットに求めるなら120が有力です。ただし120はヘッド寄りのバランスなので、取り回しまで必ず軽いとは限りません。ラケットを動かす軽快さを重視するなら110も試しておきたいモデルです。
Q.2026年のSAKURAカラーは性能も違いますか?
2026年2月発売のSAKURAは限定カラーです。110は255g・110平方インチ、120は247g・120平方インチで、現行モデルの基本スペックを引き継いでいます。性能差を期待して買い替えるというより、カラーの好みで選んでよいでしょう。
まとめ
迷ったらエンブレム110、飛びと楽さを最優先するならエンブレム120がおすすめです。
110は255g・110平方インチで十分なパワーがありながら、120より取り回しやすく、16×18のストリングパターンでスピンも使えます。ストロークからボレーまで幅広く使いやすく、「軽量デカラケが欲しいけれど、自分でもしっかり振りたい」という人には110のほうが合わせやすいでしょう。
120は247g・120平方インチで、パワーレベルも1500。大きなスイングをしなくてもボールを深く飛ばしやすく、リターンやボレーでもラケットの反発に助けてもらえます。
操作性とスピンまで欲しいならエンブレム110。少ない力で最大限の飛びを得たいならエンブレム120。
同じエンブレムでも狙っている使いやすさはかなり違うので、単純に「120のほうが大きくて軽い」という理由だけで決めず、自分がどれくらいラケットを振りたいかで選ぶと失敗しにくいでしょう。




