ヘッド SPEED TOUR 2026年モデル インプレ・評価|97インチは難しい?操作性・コントロール性能を解説

2026年モデル
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HEAD SPEED TOUR 2026は、SPEEDシリーズに新たに加わった97平方インチ・305gの競技志向モデルです。小さめのフェイスによる精度の高さが特徴ですが、16×19のストリングパターンと315mmのトップライト設計により、97インチとしては振り抜きやスピン性能も意識されています。結論からいえば、初心者向けではないものの、しっかり振れる中上級者なら「難しい97インチ」というより、操作性とコントロールを両立しやすい攻撃的なラケットです。

HEAD SPEED TOUR 2026の特徴

SPEED TOUR 2026は、従来のSPEEDシリーズにはなかった97平方インチを採用したモデルです。HEAD公式では、スピード感のある展開でポイントを主導したいトーナメントプレーヤー向けと位置づけられています。

305gという十分な重量を確保しながら、バランスポイントは315mm。SPEED PROより軽く、重心もグリップ寄りなので、コンパクトな97インチと組み合わせることで素早く振り抜きやすい設計です。

Hy-Borが安定感・パワー・コントロールをサポート

2026年モデルのSPEEDシリーズには、新素材Hy-Borが採用されています。HEADによると、打球時の安定感、パワー、コントロール性能を高めるための素材です。

97インチのSPEED TOURは単純にフェイスを小さくしてコントロール性能だけを追求したモデルではありません。305gの重量とHy-Borによる安定性を組み合わせることで、強いボールを受けた場面でも面を安定させながら、自分から攻撃していける設計になっています。

Directional Drillingで97インチのシビアさを軽減

Directional Drillingも2026年SPEEDシリーズのポイントです。ドリリング加工によってパワーとスイートスポット性能を高め、しなやかなインパクトを狙っています。

SPEED TOURは97平方インチなので100インチモデルほどの寛容性はありませんが、昔ながらの小型フェイスのラケットと比べると、現代的なパワーとスピンを取り入れた設計と考えたほうがよいでしょう。

97インチでも16×19でスピンをかけやすい

ストリングパターンは16×19。97インチのコントロール系ラケットとしてはスピンを引き出しやすい方向性です。

試打レビューでもスピン性能は高く評価されており、フラット系だけでなく、トップスピンで高低差や角度をつけながら攻撃したいプレーヤーにも合わせやすい特徴があります。

HEAD SPEED TOUR 2026のスペック

フェイス面積:97平方インチ
重量:305g
長さ:27インチ
フレーム厚:23mm
バランスポイント:315mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19
グリップサイズ:G2・G3

スペックだけを見ると本格的な競技モデルですが、305g・315mmという組み合わせが特徴的です。同じSPEEDシリーズのPROは310g・100平方インチ、MPは300g・100平方インチなので、TOURは「最も重いモデル」ではなく、フェイスを小さくして精度と操作性を高めたモデルと考えると分かりやすいでしょう。

HEAD SPEED TOUR 2026のインプレ・評価

振り切っても収まりやすく、スピンで攻撃できるストローク

ストロークでは、97インチらしいコントロール性能が大きな魅力です。飛びをラケット任せにするタイプではなく、自分からスイングしてボールを飛ばすほど良さを引き出しやすくなります。

一方で、16×19のストリングパターンにより、97インチとしてはスピンをかけやすいのもポイント。

低弾道のフラットドライブだけでなく、高い弾道から落とすトップスピンやアングルショットも使いやすいです。

ただし、100インチに比べればスイートスポットは小さくなります。振り遅れたり打点がばらついたりすると、SPEED MPほど簡単には深さを出せません。

305gなのに振り抜きやすく、速い展開に対応しやすい

SPEED TOURの大きな強みが操作性です。305gという重量だけを見ると重そうですが、315mmのトップライトバランスと97インチのコンパクトなフェイスにより、ラケットヘッドを動かしやすい設計です。

速いテンポのラリー、ライジング、リターンなどでも準備が遅れにくく、強い球に対して素早くラケットをセットしやすいのがメリットです。

「305g以上の安定感は欲しいが、重くて振り遅れるラケットは避けたい」という人には特に注目すべきスペックです。

ボレーは面を作りやすく、ダブルスでも使いやすい

ボレーでは、97インチによる正確性と315mmバランスによる取り回しの良さが活きます。305gあるため、軽量ラケットほど相手の速球に押されやすくない点もメリットです。

特にダブルスでは、速いボディへのボレーやポーチで素早くラケットを出しやすく、タッチ系のアングルボレーも狙いやすいでしょう。

一方、当てるだけで簡単に飛ばしたい人には100インチのSPEED MPのほうが扱いやすくなります。

サーブは振り抜きと回転を活かしやすい

サーブでもトップライト設計による振り抜きの良さが活きます。フラットサーブでは、自分から十分なスイングスピードを作れる人ほど威力を出しやすいタイプです。

16×19なのでスライスやスピンサーブとも相性が良く、特にセカンドサーブで回転量を確保したいプレーヤーにもメリットがあります。

反対に、ゆっくり振ってラケットの反発だけでスピードを出したい場合は、SPEED MPなど100インチモデルのほうが楽です。

HEAD SPEED TOUR 2026は難しい?

97インチと聞くと「かなり難しいラケットでは?」と感じる人も多いでしょう。

実際、HEAD自身も305gを高重量、97インチをスモールヘッドとして分類しており、初心者やスイングスピードの遅いプレーヤーには適しにくいと説明しています。

そのため、テニスを始めたばかりの初心者に積極的におすすめするモデルではありません。

ただし、305gながら315mmとトップライトで、16×19を採用しているため、競技系97インチの中では操作性とスピン性能を得やすいタイプです。

中級者でも、普段から300g前後のラケットをしっかり振れており、打点を前で取って自分からスイングできるなら十分候補になります。上級者であれば、操作性とコントロールを活かしてオールコートに使いやすいでしょう。

SPEED TOUR 2026に前作はある?

SPEED TOURは2026年のSPEEDシリーズで新たに追加されたモデルで、同名の2024年モデルからモデルチェンジしたラケットではありません。

従来のSPEEDで高いコントロール性能を求める場合はSPEED PROが中心でしたが、SPEED TOURはPROとは異なる方向から精度を高めています。

SPEED PRO 2026は100平方インチ・310g・18×20なのに対し、SPEED TOURは97平方インチ・305g・16×19。PROが密なストリングパターンと重量で安定感・コントロールを出すのに対し、TOURは小型フェイスとトップライト設計で操作性と精度を高めています。

つまりSPEED TOURは、単なるSPEED PROの軽量版ではありません。

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HEAD SPEED TOUR 2026のメリット

  • 97インチらしい高いコントロール性能
  • 305gでも315mmバランスで操作しやすい
  • 16×19でトップスピンをかけやすい
  • 強振してもボールを収めやすい
  • ストロークからネットプレーまで対応しやすい

HEAD SPEED TOUR 2026のデメリット

最大のデメリットは97インチによる寛容性の低さです。100インチと比べると芯を外したときのパワーロスは出やすく、守備的な状況でラケットに飛ばしてもらいたい人には負担があります。

また、305gあるため、軽量ラケットから乗り換えると長時間の試合で重さを感じる可能性があります。

コントロール性能は高いものの16×19で回転と反発も確保しているため、18×20のSPEED PROのような低弾道で極めて緻密なフィーリングを求める人はPROも比較したほうがよいでしょう。

HEAD SPEED TOUR 2026が向いている人

  • 300〜305gクラスをしっかり振り切れる中上級者
  • 100インチより高いコントロール性能が欲しい人
  • 97インチでもスピン性能を重視したい人
  • 速いラリーで操作しやすい競技系ラケットを探している人
  • ストロークだけでなくボレーも積極的に使う人
  • シングルス・ダブルス両方で使いたい人

特に「98〜100インチでは少し球離れや飛びが強いが、昔ながらの97インチほど難しいラケットにはしたくない」という人と相性の良いモデルです。

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HEAD SPEED TOUR 2026が合わない人

初心者や、270〜285g程度の軽量ラケットを使っている人にはハードルが高めです。また、コンパクトなスイングでラケットの反発を利用して楽に深いボールを打ちたい人にも向きません。

ミスヒットへの寛容性を重視するならSPEED MP、さらに軽さが必要ならSPEED MP Lなどのほうが使いやすいでしょう。

逆に、スピン性能よりも18×20ならではの低弾道と緻密なコントロールを優先する上級者ならSPEED PROも有力です。

同シリーズの他モデルとの違い

SPEED PRO 2026

100平方インチ・310g・18×20。TOURより5g重く、フェイスは大きいもののストリングパターンが密です。弾道を抑えながらボールを正確にコントロールしたい上級者向き。TOURはPROよりスピンをかけやすく、ラケットヘッドも動かしやすい方向です。

SPEED MP 2026

100平方インチ・300g・16×19のSPEEDシリーズ中核モデル。TOURよりフェイスが大きく、ミスヒットへの寛容性とパワーを得やすいのが特徴です。中級者を含め幅広い人が使いやすいのはMP。精度と操作性を優先するならTOURです。

SPEED MP L 2026

MPよりさらに軽量で、305gのTOURを重く感じる人向きです。競技性や打ち負けにくさではTOURが上ですが、操作の楽さを優先するならMP Lが候補になります。

競合ラケットとの違い

ヨネックス PERCEPT 97

PERCEPT 97は97平方インチ・310g・16×19・21mm厚。SPEED TOURと同じ97インチですが、より薄いフレームと310gの重量で、球持ちや繊細なコントロールを重視するタイプです。

SPEED TOURは23mm厚・305gなので、同じ97インチでも振り抜きや反発、スピンの取り入れやすさを求める人に合わせやすいでしょう。

ウイルソン BLADE 98 16×19 V9

BLADE 98 16×19 V9は98平方インチ・305g・21mm厚。しなりや柔らかなフィーリングを重視する代表的なコントロール系ラケットです。

SPEED TOURはフェイスが1平方インチ小さい一方でフレームは23mmと厚め。BLADEのしなり感を好むか、SPEED TOURの振り抜きとレスポンスを好むかが選択のポイントになります。

バボラ PURE STRIKE 98 16×19

PURE STRIKE 98 16×19は98平方インチ・305g・16×19で、攻撃的なハードヒッター向けのコントロールモデルです。

SPEED TOURとスペックが近く比較しやすいモデルですが、PURE STRIKEは21-23-21mmのフレーム形状。SPEED TOURは315mmのトップライト設計なので、素早い操作性を重視するなら特に比較したい2本です。

HEAD SPEED TOUR 2026におすすめのガット

HEAD LYNX TOUR

目的:スピンとコントロールをさらに伸ばす
おすすめ層:強いスイングでトップスピンをかける中上級者

6角形のポリエステルで、スピンとコントロールを重視したストリングです。SPEED TOURの16×19を活かしながら、強振時の収まりを高めたい人に合わせやすい組み合わせです。

HEAD HAWK TOUCH

目的:タッチとコントロールを重視
おすすめ層:フラットドライブやボレーも多用する上級者

ラウンド形状のツアー系ポリエステル。SPEED TOURの97インチらしいボールコントロールを活かし、ショットの距離感やタッチを重視したい人に向いています。

HEAD LYNX TOUCH

目的:柔らかなフィーリングと適度なパワーを加える
おすすめ層:硬すぎるポリエステルを避けたい中上級者

ソフトなフィーリングとパワーを特徴とするポリエステルです。SPEED TOURのコントロール性能を残しながら、少し楽な飛びを加えたい場合に候補になります。

まとめ

HEAD SPEED TOUR 2026は、97平方インチ・305gという競技志向のスペックに、315mmのトップライトバランスと16×19を組み合わせた新しいSPEEDです。

97インチなので初心者向けではありませんが、操作性が高く、スピンもかけやすいため、小型フェイスのコントロール系ラケットとしては比較的現代的な性能に仕上がっています。

300g前後のラケットを問題なく振れて、「100インチより精度が欲しい」「97インチでもスピンと振り抜きは妥協したくない」という中上級者は、購入候補に入れる価値が高いモデルです。

より寛容性を求めるならSPEED MP、18×20による緻密なコントロールを求めるならSPEED PROと比較すると、自分に合ったモデルを選びやすくなります。

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よくある質問(Q&A)

SPEED TOUR 2026は初心者でも使えますか?

基本的にはおすすめしません。97平方インチ・305gなので、初心者にはスイートスポットと重量の両面で難しくなります。初心者から中級者でSPEEDシリーズを選ぶなら、より軽量でフェイスが大きいモデルを検討したほうが扱いやすいでしょう。

SPEED TOUR 2026は97インチなので難しいですか?

100インチよりミスヒットへの寛容性は低く、一定の技術は必要です。ただし315mmのトップライト設計と16×19により、97インチの中では操作性とスピンを得やすいタイプです。普段から300g前後を振れる中級者以上なら検討できます。

SPEED TOUR 2026はスピンをかけやすいですか?

かけやすい部類です。97平方インチながら16×19を採用しており、試打レビューでもトップスピン性能は高く評価されています。フラット系だけでなく、回転を使って攻撃するプレーヤーにも向いています。

SPEED TOURとSPEED PROの違いは何ですか?

TOURは97平方インチ・305g・16×19、PROは100平方インチ・310g・18×20です。TOURは操作性とスピン、PROは密なストリングパターンによるコントロールと安定感を重視した設計です。

SPEED TOURとSPEED MPならどちらがおすすめですか?

使いやすさや寛容性を重視するなら100平方インチ・300gのSPEED MPがおすすめです。自分からしっかり振れて、より高い精度と操作性を求めるならSPEED TOURが向いています。

SPEED TOUR 2026はダブルスでも使えますか?

使いやすいモデルです。315mmのトップライトバランスでラケットを素早く操作しやすく、305gの重量による安定感もあるため、ボレーやポーチを積極的に使う中上級者と相性が良いでしょう。

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