「飛びすぎるラケットは苦手。でも、コントロール系ラケットほどシビアなのも避けたい」
そんな人に候補になるのが、HEAD RADICAL MP 2025です。
ラジカルシリーズは、HEADの中でもパワー・スピン・コントロール・操作性のバランスに優れたオールラウンド系ラケット。その中心モデルとなるMPは、98平方インチ・300gという扱いやすいスペックに、ラジカルらしいシャープな打球感を組み合わせています。
2025年モデルではAuxetic 2.0を採用し、打球感やフィードバック性能をさらに改善。前作のモールドや基本スペックは維持しながら、より快適に、より安定して打てる方向へ進化しています。
HEAD RADICAL MP 2025はどんなラケット?
RADICAL MP 2025は、98平方インチ・300g・16×19というスペックを採用したオールラウンドモデルです。
フェイスサイズは100平方インチより少し小さく、一般的なパワー系ラケットよりもコントロール性能を出しやすい設計。一方で、極端に薄いフレームではないため、必要十分なパワーも備えています。
つまり、
- パワーだけに頼らず自分でしっかり振りたい
- コントロール性能も欲しい
- スピンも使いたい
- ストロークだけでなくボレーやリターンも重視したい
という人に使いやすいモデルです。
「何か1つに特化したラケット」ではなく、すべてを高いレベルでバランスさせたラケットというのがRADICAL MPの特徴です。
RADICAL MP 2025の特徴・機能
① Auxetic 2.0を採用
2025年モデルの大きな変更点が、Auxetic 2.0の採用です。
オーセティックは、インパクト時の衝撃に応じて素材構造が変形することで、打球時のフィードバックを自然に伝えるためのテクノロジーです。
2025年モデルでは、フレームのヨーク部分だけでなくグリップ部分にもAuxetic 2.0を搭載。
これにより、
- ミスヒット時の振動を抑えやすい
- 打球位置のフィードバックを感じやすい
- 柔らかさとしっかり感を両立しやすい
- リターンやボレーでも面を安定させやすい
といった特徴につながっています。
② ラジカルらしいオールラウンド性能
RADICAL MPは、ストローク専用でも、ボレー専用でも、スピン特化でもありません。
ストローク・ボレー・リターン・サーブのどれかに極端な弱点が出にくく、試合全体を通して使いやすいのが魅力です。
特に、ベースラインだけでなくネットにも出るオールラウンダーには相性の良いモデルです。
③ 「トーン オン トーン」のオレンジデザイン
ラジカルといえば鮮やかなオレンジが特徴ですが、2025年モデルでは同系色を組み合わせた「トーン オン トーン」を採用。
派手さを残しつつも、まとまりのあるデザインになっています。
Auxetic 2.0とは?
Auxetic 2.0は、インパクト時の衝撃に応じて素材の内部構造が変形し、プレイヤーへ自然なフィードバックを伝えるテクノロジーです。
前作では主にフレーム側で採用されていましたが、2025年モデルではグリップ部分にも拡張されています。
その結果、ラケット全体として振動をコントロールしやすくなり、しっかりした打球感を残しながら不快な振動を抑える方向へ進化しています。
特にリターンやボレーのように、短いスイングで相手のボールを受ける場面では違いを感じやすいでしょう。
RADICAL MP 2025のスペック
ラジカル MP
重量:300g
長さ:27インチ
フレーム厚:20.0〜23.0mm
バランスポイント:320mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19
グリップサイズ:2,3
98平方インチ・300gというスペックは、コントロール性と扱いやすさのバランスが良い設定です。
305g以上の競技モデルほど重くなく、100平方インチのパワー系モデルほど飛びすぎないため、中級〜上級者が試合で使いやすいスペックと言えます。
ラジカル プロ
重量:315g
長さ:27インチ
フレーム厚:20.0〜21.5mm
バランスポイント:315mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19
グリップサイズ:2,3,4
ラジカル チーム
重量:280g
長さ:27インチ
フレーム厚:22.0〜25.0mm
バランスポイント:320mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19
グリップサイズ:1,2
ラジカル チーム L
重量:260g
長さ:27インチ
フレーム厚:22.0〜25.0mm
バランスポイント:340mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19
グリップサイズ:1,2
RADICAL MP 2025のインプレ・評価
打感|しっかり感はあるが不快な硬さは少ない
RADICAL MPは、フレームがしっかりしていて面のブレが少ない一方、Auxetic 2.0によって打球感は比較的マイルドです。
「柔らかすぎて頼りない」というタイプではなく、芯のある打感を残しながら振動を抑えている印象です。
ボールを潰して押し出す感覚も出しやすく、しっかり振るプレイヤーほどラジカルらしさを感じやすいでしょう。
パワー|98平方インチとしては十分
RADICAL MPは極端なパワー系ラケットではありません。
ただしフレーム厚は最大23mmあり、98平方インチのコントロール系としては十分な反発力があります。
しっかり振ったときにボールへスピードを乗せやすく、かといって飛びすぎにくいので、攻撃時にも安心して振り切りやすいモデルです。
スピン|16×19で回転も使いやすい
16×19のストリングパターンにより、スピンも使いやすい設計です。
VCOREやSXのようなスピン特化型ほどではありませんが、トップスピンで安全にコートへ収めたり、スライスで変化をつけたりするには十分な回転性能があります。
「スピンだけに頼らず、フラットドライブも使いたい」という人に向いています。
コントロール|RADICAL MPの大きな強み
98平方インチのフェイスと、中央付近が比較的密になったストリング配置によって、コースや弾道をコントロールしやすいのが特徴です。
強く振ったときでもボールが暴れにくく、狙った方向へ打ち出しやすいので、ラリーの中で相手を動かしたいプレイヤーに向いています。
操作性|300gなので扱いやすい
RADICAL PROが315gなのに対し、MPは300g。
そのため、競技性を残しながらも操作性は高く、ストロークだけでなくボレー・リターン・サーブでも扱いやすいです。
「重すぎるラケットは疲れるが、軽すぎると打ち負ける」という人にちょうど良いバランスです。
ストローク・ボレー・サーブでの使いやすさ
ストローク|攻守どちらにも対応しやすい
RADICAL MPは、ストロークで非常にバランスの良いラケットです。
強く振って攻撃する場面ではボールが暴れにくく、守勢に回った場面でもある程度パワーアシストがあるため、深く返しやすいでしょう。
フラットドライブ・トップスピン・スライスを使い分けるオールラウンドなストローカーに向いています。
ボレー|面を作りやすく安定感がある
300gで取り回しやすく、98平方インチならではの面の明確さもあるため、ボレーでも扱いやすいモデルです。
Auxetic 2.0によってミスヒット時の振動も抑えやすく、ブロックボレーやタッチショットでも安心感があります。
サーブ|コースと回転を使い分けやすい
極端なパワー系ではないため、フラットサーブの球速だけを最優先するモデルではありません。
一方、16×19のパターンによってスライスやスピンも使いやすく、コースを狙いながら組み立てるサーブとの相性は良好です。
前作との違い
2025年モデルでは基本的なモールドやスペックは前作から大きく変わっていません。
最も大きな違いは、Auxetic 2.0がグリップ部分にも採用されたことです。
これによって、前作のRADICAL MPが持っていたパワー・コントロール・操作性のバランスを維持しながら、振動吸収や打球時のフィードバックを改善しています。
つまり今回のモデルチェンジは、性格を大きく変えるものではなく、「前作の良さを残しながら打球感と快適性をアップデートしたモデル」と考えると分かりやすいでしょう。
RADICAL MP 2025のメリット
① パワーとコントロールのバランスが良い
極端に飛びすぎず、かといって飛ばなさすぎないため、自分から振って攻めやすいラケットです。
② ストロークだけでなくボレーも使いやすい
操作性が高く、ネットプレーにも移行しやすいため、オールラウンドなプレーに対応できます。
③ 98平方インチながら扱いやすい
300gなので、305〜315gの競技系98インチモデルよりも扱いやすいのが魅力です。
④ Auxetic 2.0による快適な打球感
フレームのしっかり感を残しながら、不快な振動を抑えやすくなっています。
RADICAL MP 2025のデメリット・注意点
① 楽に飛ばすラケットではない
パワーアシストはありますが、軽く当てるだけで深く飛ぶタイプではありません。
基本的には自分からスイングして性能を引き出すラケットです。
② 完全な初心者にはやや難しい
98平方インチなので、100〜105平方インチの初心者向けラケットよりスイートスポットは狭くなります。
打点がまだ安定していない人には少しシビアに感じる可能性があります。
③ 何か1つの性能に特化したラケットではない
RADICAL MPはバランス型なので、スピン性能だけ、パワーだけ、コントロールだけを最優先する人には、他モデルの方が合う可能性があります。
逆に言えば、いろいろなショットを使う人ほど魅力を感じやすいラケットです。
RADICAL MP 2025はどんな人におすすめ?
- ベースラインから積極的に攻撃したい人
- ネットプレーも使うオールラウンダー
- しっかり振ってもボールが暴れにくいラケットを探している人
- 98平方インチでも扱いやすさが欲しい人
- パワーとコントロールを両立したい人
- フラットドライブとスピンを使い分けたい人
- 中級者から上級者へステップアップしたい人
特に、ストロークだけでなくボレー・リターン・サーブまで幅広くプレーしたい人には相性の良いモデルです。
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逆にRADICAL MP 2025が向かない人
- 軽く当てるだけで楽に飛ばしたい人
- 大きなフェイスでミスへの寛容性を最優先したい人
- スピン性能だけを最優先する人
- 完全な初心者
こうした人は、BOOMシリーズや102平方インチのRADICAL TEAMなども比較すると選びやすいでしょう。
RADICAL MPとRADICAL PROの違い
RADICAL MPとPROで大きく違うのが重量です。
98平方インチ / 300g / 320mm
扱いやすさと競技性のバランス重視
RADICAL PRO
98平方インチ / 315g / 315mm
安定感・打球の重さ・競技性をより重視
MPは操作性が高く、ストローク・ボレー・リターンを幅広くこなしやすいモデルです。
一方PROは15g重いため、相手の強いボールに打ち負けにくく、自分のボールにも重さを出しやすくなります。
扱いやすさならMP、重量を活かした安定感ならPROという選び方が分かりやすいでしょう。
他の人気ラケットとの違い
ダンロップ SX 300 2025との違い
SX 300は100平方インチ・300gで、RADICAL MPよりもスピン性能を重視したモデルです。
トップスピンを武器にしたいならSX 300、コントロールやオールラウンド性能を重視するならRADICAL MPが候補になります。
ヨネックス EZONE 98 2025との違い
EZONE 98は、98平方インチながらパワーアシストやミスへの寛容性を得やすいモデルです。
楽に深いボールを打ちたいならEZONE 98、自分から振ってコースや球質を作りたいならRADICAL MPが向いています。
HEAD GRAVITY TOUR 2025との違い
GRAVITY TOURは、より柔らかい打球感やホールド感を重視しやすいモデル。
RADICAL MPはGRAVITYよりもレスポンスが速く、スピード感のある展開を作りやすいのが特徴です。
バボラ PURE STRIKE 98との違い
PURE STRIKE 98は、よりシャープでダイレクトな打球感を好む人に向いています。
RADICAL MPは、しっかり感を残しながらAuxetic 2.0による振動吸収もあり、PURE STRIKEよりマイルドなフィーリングを求める人に合わせやすいでしょう。
RADICAL MP 2025に合うガット3選
① LUXILON ECO POWER 125
コントロール性能を重視しながら、適度な反発力も欲しい人向け。
フラット系ストロークやコースを狙うサーブ・リターンと相性の良いポリエステルです。
② Solinco Mach 10
スピン性能をプラスしたい人向け。
スナップバックを活かして回転をかけやすく、RADICAL MPのコントロール性能にスピンを加えたい中上級者に適しています。
③ Wilson NXT 16
柔らかな打球感や快適性を重視する人向け。
ポリエステルの硬さが気になる人や、ボレー・タッチショットのフィーリングを重視する人にも使いやすい組み合わせです。
RADICAL MP 2025の口コミ・インプレ
・ラケット先端で打っても振り抜きやすく、スピンをかけながら飛ばしやすい。
・フレームはしっかりしているが、打球感は比較的柔らかい。
・ボールを潰して押し出しやすい。
・コントロール性能が高く、狙った弾道を出しやすい。
・23mm厚の部分によって、98平方インチとしては十分なパワーを感じやすい。
よくある質問(FAQ)
RADICAL MP 2025は初心者でも使えますか?
完全な初心者には少し難しい可能性があります。98平方インチ・300gなので、ある程度スイングが安定した中級者以上の方が性能を活かしやすいです。
RADICAL MPは飛ばないですか?
極端に飛ばないラケットではありません。98平方インチとしては十分な反発力があります。ただし、パワー系100平方インチモデルほどラケット任せでは飛びません。
RADICAL PROとの違いは?
PROは315gで、MPより15g重いモデルです。安定感や打球の重さを重視するならPRO、扱いやすさや操作性を重視するならMPが向いています。
前作から買い替える価値はありますか?
基本スペックやモールドは大きく変わっていないため、性格が完全に別物になったわけではありません。
ただしAuxetic 2.0によって振動吸収や打球時のフィードバックが改善されているため、前作の性能は好きだけれど、より快適な打球感を求める人には乗り換える価値があります。
どんなプレースタイルに向いていますか?
ストロークだけでなく、リターン・ボレー・サーブまで幅広く使いたいオールラウンダーに向いています。
特に、自分からしっかり振ってコースや球質を作るプレイヤーとの相性が良いです。
まとめ
HEAD RADICAL MP 2025は、パワー・コントロール・スピン・操作性を高いレベルでバランスさせたオールラウンドラケットです。
2025年モデルではAuxetic 2.0を採用し、前作の基本性能を残しながら、打球感や振動吸収性能をさらに改善しています。
98平方インチながら300gなので扱いやすく、16×19によってスピンも使いやすいため、競技系ラケットとして極端に難しすぎないのも魅力です。
特に、
- 100平方インチでは少し飛びすぎる
- 強く振ってもボールを収めたい
- ストロークだけでなくボレーも使いたい
- パワーとコントロールの両方が欲しい
という人には、非常に選びやすい一本です。
「何か1つに特化したラケット」ではなく、試合で必要になるさまざまなショットをバランス良く使いたい人にこそ、RADICAL MP 2025の良さが出るでしょう。
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