ヨネックス VCORE Duel G 97 レビュー:ベストヘビーヒッター賞受賞!ワウリンカ使用のNewラケット

VCORE Duel G 97
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IMG_2450 / Marianne Bevis

重加速スピンで話題のヨネックス VCORE Duel G 97が2016年3月に発売開始されました!

BNPパリバ・マスターズが始まり、錦織圭など有力選手が1回戦を突破しています。個人的にはジョコビッチの調子があまり良くないのが、気になる所。

ドバイ選手権を両目の炎症で棄権してから、デビスカップでククシュキン相手にフルセット、今大会1回戦でも1セット取られるなど苦戦しています。歴代最強とも言われる現在のジョコビッチ。年間通して絶好調というわけにはいきませんが、生涯グランドスラム達成に是が非でも欲しい全仏オープン前なので、少し気に掛かります。

昨年の全仏オープン決勝で、ジョコビッチを食い止めたのが、スイスのスタン・ワウリンカ。ジョコビッチの生涯グランドスラムのみならず、結果として年間グランドスラムも阻みました。

ワウリンカは世界ランク4位の30歳。実力はあるものの長らく壁を破れずにいましたが、2014年の全豪オープンで優勝してブレイク。2015年の全仏も優勝し、グランドスラム2勝を果たしています。

その魅力は何と言っても豪快なストローク。片手打ちから繰り出されるバックハンドの強打は、正に豪球。220kmを超えるサーブも持っており、パワーで相手を粉砕していくプレースタイルです。

弱点は振り幅の大きさで、当たっている時はジョコビッチを倒す程のポテンシャルを発揮するものの、格下にコロッと負けてしまう事もありますが、近年のグランドスラムでは安定した成績を誇っています。

悲願の全仏制覇に向けて、ジョコビッチがどの様に調子を上げていくのか。打倒ジョコビッチの最右翼ワウリンカが、マスターズでどんなプレーを見せてくれるのか。しばらく目が離せませんね。

さて、そんなワウリンカですが、2016年シーズンから「VCORE Duel G 97」を使用。今シーズンはチェンナイ・オープン、ドバイ選手権で優勝を果たし、好調を維持しています。

特徴・機能

① 重いスピンボールを実現

グロメットの密着を高めることにより、ヒット時のパワーロスを軽減。ボールを効果的に潰して打てるので、バウンド後に失速しない重いスピンボールを打つ事が出来ます。

② 柔軟性と反発力を両立

柔軟性と反発力を両立した新素材「タフGファイバー」をフレーム上部に搭載。球持ちが良くなると同時にしなった後の復元が速くなり、パワーが向上しています。

③ バウンド後も威力が落ちない!

これら新機能採用の結果、従来モデルに比べ、スピン量が8%・着地後のボールの高さが14%アップ!バウンド後も威力が落ちない重いスピンを放つ事が出来ます。

スペック

VCORE Duel Gシリーズには、ワウリンカ使用のVCORE Duel G 97と、フェイス面積が100平方インチのVCORE Duel G 100があります。

どちらもG(通常モデル)、LG(軽量モデル)が用意されているので、プレースタイルや筋力に合わせて選択すると良いでしょう。

VCORE Duel G 97

フェイス面積:97平方インチ
重量:G2,3(310g)、LG1,2,3(290g)
長さ:27インチ
フレーム厚:20.0〜21.0mm
バランスポイント:G(310mm)、LG(325mm)
ストリングパターン:タテ16×ヨコ20

 
アメリカのテニス専門誌テニスマガジンのラケット評価で、「ベストヘビーヒッター賞」を受賞!重く伸びるスピンとコントロール性能の高さが特長の上級者向けモデルです。

VCORE Duel G 100

フェイス面積:100平方インチ
重量:G1,2,3(300g)、LG0,1,2(280g)
長さ:27インチ
フレーム厚:20.0mm
バランスポイント:G(320mm)、LG(335mm)
ストリングパターン:タテ16×ヨコ20

 
VCORE Duel G 97よりも、フェイス面積を拡大・軽量化を図ったモデル。パワーがあり、回転を掛けやすい中・上級者向けのラケットです。

口コミ・インプレ

2016年3月発売モデルですが、既に口コミやインプレがアップされています。いくつか感想をアップしますので、参考にして下さい。

・厚く当ててボールをつぶしていくと、きれいにフラットドライブ系のボールが打てる。
・スイングスピードを上げて、自分で振っていける人向けのラケット
・取り回しが良く、しっかり振りぬける。

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