ウィルソン ウルトラ ツアー98 V5 2025年モデル レビュー:パワフルな高反発ラケット!錦織圭使用モデル

2025年モデル
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初代から約10年続く人気シリーズ、ウィルソン ウルトラ ツアーが、前作V4より3年ぶりのモデルチェンジ!
しかも、V3・V4はコスメチェンジだけでしたが、今作のV5はフルモデルチェンジと、シリーズファンには見逃せない一本となっております。

前作V4との違い(ウルトラツアー)

①フェイス面積が95→98平方インチに拡大
②ヨーク幅を広くすることで、カウンターショットを打つ際の面安定性を強化
③フェイス3時・9時部分のPWS(パワーウェイトシステム)を非搭載
→PWSはラケットのフレームにウェイトを搭載し、スイング時のパワーを向上させる技術ですが、V5ではフレームを厚くすることでパワーを確保しつつ、コントロール性能を高める設計に変更されています。
④ヨーク部分のクラッシュゾーンを非搭載
→クラッシュゾーンは、ボールインパクト時にフレームがたわむことでスイートエリアを拡大し、パワーを向上させる機能ですが、V5ではその機能を別の技術で補完し、よりプレイヤーの意思を正確に伝えるラケットを目指したと考えられます。
⑤日本限定モデルとして、フレームに初めて日本国旗をプリント

使用プロ

ウルトラ ツアー98 V5を使用するのは、日本が誇るレジェンド錦織圭。
日本男子テニス界の第一人者で、2014年全米オープンでアジア男子初のグランドスラムシングルス決勝進出を果たし準優勝。ATPツアーではシングルス通算12勝、マスターズ大会やオリンピックでも上位進出を経験。世界ランキング最高位は2015年3月の4位。俊敏かつ柔軟なフットワークと高精度なリターン力が武器で、相手の隙を突くライジングショットやテンポの速いラリー戦を得意としています。フォア・バックともに安定感があり、戦況に応じた戦術の組み立ても巧み。たび重なる故障を乗り越え、復帰後も高い技術と経験で世界の強豪に挑み続けています。

スペック

ウルトラ100 V5

中厚フレームのパワースペックで、スピードを求めるオールラウンダー向け。

フェイス面積:100平方インチ
重量:300g
長さ:27インチ
フレーム厚:24.0〜26.5mm
バランスポイント:320mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19
グリップサイズ:1,2,3

ウルトラ100L V5

ウルトラ100の軽量モデル。

フェイス面積:100平方インチ
重量:280g
長さ:27インチ
フレーム厚:24.0〜26.5mm
バランスポイント:325mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19
グリップサイズ:1,2

ウルトラ100UL V5

ウルトラ100シリーズの最軽量モデル。

フェイス面積:100平方インチ
重量:260g
長さ:27インチ
フレーム厚:24.0〜26.5mm
バランスポイント:330mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19
グリップサイズ:1,2

ウルトラ111 V5

フェイス面積が111平方インチと大きく、よりパワーの出しやすいラケット。

フェイス面積:111平方インチ
重量:270g
長さ:27.25インチ
フレーム厚:25.0〜26.75mm
バランスポイント:320mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ18
グリップサイズ:1,2

ウルトラ ツアー98 V5

錦織圭使用の日本限定モデル。スピン系ハードヒッター向け。

フェイス面積:98平方インチ
重量:308g
長さ:27.25インチ
フレーム厚:22.0mm
バランスポイント:325mm
ストリングパターン:タテ18×ヨコ19
グリップサイズ:2,3

ウルトラ ツアー98J V5

ウルトラ ツアー98の軽量モデル。98と98Jのフレーム形状は同じです。

フェイス面積:98平方インチ
重量:290g
長さ:27.25インチ
フレーム厚:22.0mm
バランスポイント:330mm
ストリングパターン:タテ18×ヨコ19
グリップサイズ:2,3

ウルトラ99 プロ V5

競技用スペックで、フラットドライブ系ハードヒッター向け。

フェイス面積:99平方インチ
重量:305g
長さ:27インチ
フレーム厚:21.0〜24.0mm
バランスポイント:mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ18
グリップサイズ:2,3

ウルトラ ツアー95 QZ V5

パリ五輪を制覇し、世界の頂点に立ったZheng Qinwen(ジェン・チンウェン)使用モデル。
パワーUPを実現する「クラッシュゾーン」を搭載し、相手コートでのバウンド後の伸びを加速させます。こちらは95J V4の後継モデルですが、日本限定ではなく、グローバル展開モデルとなっています。

フェイス面積:95平方インチ
重量:283g
長さ:27.25インチ
フレーム厚:22.0mm
バランスポイント:340mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ20
グリップサイズ:2,3

他ラケットとの比較

1. Babolat Pure Drive 98

  • 飛びの質:ウルトラ ツアーに比べると明らかに反発力が高く、同じスイングスピードでも球速と深さが出やすい。

  • 打感:やや硬めでシャープ。パワーを生かして早い展開に持ち込みやすい。

  • 弱点:パワーの出やすさが裏目に出て、強打時のコントロール精度はウルトラ ツアーより劣る。

2. Babolat Pure Strike 98(16×19)

  • 飛びの質:ウルトラ ツアーよりわずかにパワーアシストがあり、厚い当たりでスピンもかかる。

  • 打感:カチッとした硬めの打感で、ボールがフェイスから早く離れるためテンポが速いプレーに向く。

  • 展開力:ストロークからネットプレーまで移行しやすく、オールラウンド型。

  • 違い:Ultra Tourの方が食いつきが長く、スローなテンポでも精度が出やすい。一方、Strikeはテンポを上げると強みが増す。

3. Yonex EZONE 98

  • 飛びの質:ウルトラ ツアーより楽に飛ばす事が出来、スイートスポットを外してもある程度深く入る。

  • 快適性:振動吸収性が高く、長時間プレーでも疲労感が少ない。

  • 面安定性:スウィートスポットが広く、オフセンターでも失速しにくい。

  • 違い:ウルトラ ツアーの精密なコース狙いには敵わないが、安定したラリーと守備力では優位。

4. Yonex VCORE 98

  • 飛びの質:スピン量が多く、高弾道から急激に落ちる軌道が作れる。

  • 食いつき感:ウルトラ ツアーよりもボールを掴む時間が長く、スピン操作が容易。

  • 違い:スピン主体ならVCORE、フラットやライジング主体ならウルトラ ツアー。特に低い弾道の安定性はウルトラ ツアーの方が上。

5. HEAD Radical Pro(98平方インチ)

  • 剛性感:ウルトラ ツアーよりも硬く、打ち負けにくい。ブロックリターンや重い球質が武器。

  • 重量感:総重量とスイングウェイトが高めで、スイングスピードを維持できる体力が必要。

  • 違い:Radical Proは押し勝つパワー型、ウルトラ ツアーはタイミングと精度で抜くコントロール型。

口コミ・インプレ(ウルトラ ツアー98 V5)

・フレームの剛性が高いため、硬めでシャープな打球感。

・前作モデルのフィーリングは引き継ぎつつ、よりパワーアップしている感じ。

・ヘッドが良く走るので、スピンの効いた深いボールが気持ち良く飛んでくれる。

・攻撃的なプレーをすることで、より良さが出るラケット。

・パワーを出しやすいが、18×19のストリングパターンが飛びすぎを抑えてくれている。

・前作のウルトラツアー95から乗り換える人は、若干の慣れが必要かも。

・フェイスの角度がそのまま打球に反映されるので、回転を掛け損なうと飛んで行ってしまう点は要注意。

ウルトラツアーは、ウルトラV5シリーズの中で最もしなるラケットで、ボールを潰す感覚を最も味わえる仕様となっています。錦織圭がケガからの復活にあたり、現代テニスに対抗するため、パワーの出るラケットを要望したことから今作が開発されたのも頷けます。球離れの速さをフレームの柔らかさで軽減し、しっかり回転を掛けたり、パワーを出したり抑えたりする事が出来るので、展開の速いストロークが好きな方や自分から攻撃していけるプレーヤーには最適な一本です。

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