ヘッドのツアーラケットの中では、最も遅く発売されたグラビティシリーズ。2019年に初お目見えしましたが、その最新モデルが登場!
テクノロジーやスペックは、前作をそのまま踏襲しています。 その理由としては、グラビティという新シリーズを10年振りに発売するにあたって、かなりの時間を掛けて綿密に開発をしてきた事が挙げられます。
現代テニスは過去に比べて展開が速くなり、コートの中に入って鋭い球で攻めていかなければなりません。テイクバックはより小さくなり、フォロースルーでしっかり飛ばすという現状を踏まえ、グラビティのフレームで何が出来るかという事を徹底的に分析した結果、2019年モデルが発売されたという経緯があります。
グラビティと言えば、表と裏のデザインが違いますが、表面は前作のターコイズグリーンからイエローにかけてのグラデーションに。裏面はパープルから水色の様なブルーへのグラデーションに変更されています。
特徴・機能
①エリプティカル・ビーム
ラケットフェイスの2時・10時部分に楕円形の断面を採用。これにより、ボールヒット時の剛性を高め、打球感を向上させます。
②フレックス・グループ
ラケットフェイスの5時・7時部分のグロメット装着溝を深くする事で、インパクト時のたわみを柔らかく対応できる様にしています。これにより、打球時の安定感・フィーリングを高めています。
スペック
グラフィン 360+ グラビティ プロ
重量:315g
長さ:27インチ
フレーム厚:20.0mm
バランスポイント:315mm
ストリングパターン:タテ18×ヨコ20
グリップサイズ:2,3,4
アレクサンダー・ズべレフ使用ラケット。ズベレフと言えば、若手世代を牽引するトッププレーヤーで、強力なサービスと長身にも関わらず丁寧で鋭いストロークに定評があります。
グラフィン 360+ グラビティ ツアー
重量:305g
長さ:27インチ
フレーム厚:22.0mm
バランスポイント:320mm
ストリングパターン:タテ18×ヨコ20
グリップサイズ:2,3
グラフィン 360+ グラビティ MP
重量:295g
長さ:27インチ
フレーム厚:22.0mm
バランスポイント:325mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ20
グリップサイズ:2,3,4
アシュリー・バーティ使用ラケット。バーティはグラビティの性能に惚れ込んで、2020年にスピードからこのモデルにスイッチ。 パワーテニス全盛期にスライスやスピンを駆使する技巧派プレーヤーです。
グラフィン 360+ グラビティ MP ライト
フェイス面積:100平方インチ
重量:280g
長さ:27インチ
フレーム厚:22.0mm
バランスポイント:325mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ20
グリップサイズ:1,2,3
グラフィン 360+ グラビティ S
重量:285g
長さ:27インチ
フレーム厚:24.0mm
バランスポイント:325mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ20
グリップサイズ:1,2
グラフィン 360+ グラビティ ライト
重量:270g
長さ:27インチ
フレーム厚:24.0mm
バランスポイント:335mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ20
グリップサイズ:1,2
口コミ・インプレ
・一般的なスペックと比べると、横糸が20本と細かいが、あまり気にならない。フラットで当たった時は、目の細かいカッチリした感触が得られる。
・思った以上に弾道を上げやすく、スピンも掛けやすい。食い付きの良さが感じられる。
・ラケットを振り切る人が使うと、良さが出てくるラケット。しっかり振った時にパワーが伝わってくれる。
ヘッド グラフィン360+ グラビティ プロ 2021年モデルの紹介をしましたが、いかがでしたか?
何となく難しそうな印象を持たれている方も多かったかと思いますが、そうではない事が分かりますね。ある程度の技術やパワーを持つ方が使えば、現代テニスに対応するテクノロジーがプレーをアシストしてくれます。
パワープレーからスライスなどの繊細な技術にまで広く対応するラケットですので、興味のある方は是非試打してみて下さいね。
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