Novak Djokovic / Kulitat
2014年11月に発売され、好評を博しているグラフィンXT スピードシリーズ。
全豪オープン開幕を控えたこの時期に、いよいよ真打ちの「スピードプロ」が発売されます!
グラフィンXT スピードプロを使用しているのは、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ。
2014年シーズンは、ウィンブルドン・最終戦などツアー7勝を挙げ、磐石の強さを見せました。
年が明けて、全豪の前哨戦 カタール・エクソンモービル・オープンでは、ビッグサーバー カルロビッチに7-6,6-7,4-6で敗れましたが、本番にはしっかり合わせてくるでしょう。
ハードコートでは圧倒的な強さを見せるジョコビッチ。
昨年はワウリンカに全豪4連覇を阻まれましたが、今年も優勝候補の筆頭です。
フェデラーや錦織・ラオニッチ・ディミトロフといった新世代とどんな戦いを繰り広げるのか、楽しみは尽きませんね。
スペック
重量:315g
長さ:27インチ
フレーム厚:22.0mm
バランス:310mm
ストリングパターン:タテ18×ヨコ20
前作のグラフィン スピードプロからのスペック上の変更はありません。
特徴
① グラフィンが進化!「グラフィンXT」に
2年前、ヘッドのラケットに革命をもたらしたグラフィン。
鉄鋼の200倍の硬度を持つこの素材を、シャフト部分に配置する事で、軽量化や捻れの軽減など様々なメリットをもたらしました。
そのグラフィンが「グラフィンXT」へと進化!
強度を30%増す事で、さらなるウェイトの再配分が可能となり、スピードとパワーが強化されています。
② シリーズ最重量のウェイトと18×20のストリングパターン
ラケットウェイトは、スピードシリーズ最重量の315g。
スピンとスピードを伴ったボールに押し込まれること無く、しっかり打ち込むことが出来ます。
また、ストリングパターンは、タテ18×ヨコ20を採用。
最近、スピンエフェクトなど、ヨコ糸を減らしてスピンを掛けやすくするモデルが増えていますが、スピンが掛かりやすいメリットの一方、コントロールが若干落ちるというデメリットがあります。
タテ18×ヨコ20のストリングパターンを採用することで、ガットのスナップバックを少なくし、コントロール性能を高めています。
スピンに関しては、しっかり振り切ってボールをつぶすことで、思い通りの回転を掛けることが出来ます。
口コミ・感想
試打した人の感想も徐々に上がってきています。
一部ですが、下記に記載します。
・コントロール性能が高く、スイングした分だけボールが飛んでくれる。
・スイートスポットでヒットすれば、いい球が飛んでいくが、外すと飛ばない。ある意味、素直なラケット。
・ジョコビッチ使用ラケットということで、ストロークのイメージが強かったが、ボレーも打ちやすく、イメージ通り飛んでくれる。
対象者
パワーアシストがあまり無い分、自分からしっかり振っていける上級者向けのラケットです。
スイートスポットに当てる、ボールをきっちりヒットする技術が無いと、扱うのは難しいでしょう。
また、ウェイトが315gと重いので、最後まで扱えるだけのパワーや筋力も必要になります。
ジョコビッチのプレースタイル同様、ベースラインからのプレー中心でラケットをしっかり振り切れるプレーヤーにとっては、自分の意図を正確に反映してくれるラケットなので、手放せない一本となるでしょう。