ヨネックスのVCORE 98とVCORE 100は、どちらもスピンを武器にできるラケットですが、選び方は意外とはっきりしています。振り切って速いスピンボールを狙うならVCORE 98、楽に飛ばして高く跳ねるボールを使いたいならVCORE 100がおすすめです。2026年モデルでは98も十分なパワーがありますが、扱いやすさやミスへの強さまで考えると、迷っている中級者には100のほうが選びやすいでしょう。
VCORE 98と100はどっちを選ぶ?
2026年モデルのVCORE 98と100を比べると、一番大きいのはボールの飛ばしやすさと弾道の作りやすさです。
- VCORE 98:速く振って攻撃したい、弾道を抑えたい、コースを狙いたい人
- VCORE 100:楽に深さを出したい、スピンで高さを出したい、ミスを減らしたい人
98は305g・98平方インチで、強く振ってもボールをコート内へ収めやすいモデルです。一方の100は300g・100平方インチ。反発力が強く、スイートエリアにも余裕があるため、ラリーで安定した深さを作りやすくなっています。
98に明確なこだわりがなければ、まずVCORE 100を基準に選ぶのがおすすめです。100では飛びすぎる、もっと低い弾道で振り抜きたいと感じる人は98を選ぶと違いを生かしやすいでしょう。
VCORE 98と100のスペックを比較
| 項目 | VCORE 98 | VCORE 100 |
|---|---|---|
| フェイス面積 | 98平方インチ | 100平方インチ |
| 重量 | 平均305g | 平均300g |
| 長さ | 27インチ | 27インチ |
| バランス | 平均315mm | 平均320mm |
| フレーム厚 | 23-23.5-22mm | 24-26-23mm |
| ストリングパターン | 16×19 | 16×19 |
| カラー | ルビーレッド | ルビーレッド |
| 品番 | 08VC98 | 08VC100 |
フェイスサイズの差は2平方インチですが、実際には重量、バランス、フレーム厚まで違います。
VCORE 98は100より5g重い305g。ただしバランスは315mmと手元寄りです。自分からラケットを加速させて振る人なら、305gでもヘッドを動かしやすいスペックです。
VCORE 100は300g・320mmで、最大26mmの厚いフレームを採用しています。98より反発を得やすく、少ない力でもスピードと深さを出しやすいところが大きな違いです。
2026年VCOREは前作からフルモデルチェンジ
2026年VCOREは、カラーだけが変わったモデルではありません。
フレーム上部を従来より広げ、ストリングが動きやすい新しいグロメット構造を採用。スイートエリアを広げながら、スナップバックを使ってスピンをかけやすくする方向へ進化しています。
さらにサーボフィルター、2G-Namd Flex Force、VDMなどを組み合わせ、前作で感じやすかった頼りなさを抑えながら、安定感と打球感を整えています。
複数のインプレでも、2023年モデルと比べて2026年モデルは打球がより前へ伸び、フレームの安定感も増したという評価が見られます。
特に今回の100は「高く上がるスピン専用ラケット」という印象が薄れ、スピードを出しながら厚く当てる打ち方にも合わせやすくなりました。
飛びはVCORE 100が明確に上
楽にボールを飛ばしたいならVCORE 100です。
100平方インチ、300g、厚めのフレームという組み合わせで、2026年モデルはかなりパワフル。複数のインプレでも反発力の強さが指摘されており、ストロークで球速と深さを出しやすいモデルです。
相手に押されて十分に振れなかったときでも返球が浅くなりにくく、ラリーで楽にベースライン付近まで運べるのは100のメリットです。
VCORE 98も2026年モデルでは決して飛ばないラケットではありません。98インチの中ではパワーを出しやすく、弾きも良好です。
ただ、100と比べれば飛距離は抑えやすいので、自分から速く振ってもアウトを怖がらずに攻めたい人には98が合います。
スピンは100が楽、98は自分でかけて攻める
VCOREを選ぶなら、やはり気になるのがスピン性能です。
どちらも16×19で、2026年モデルではストリングの可動域を広げる新グロメットを採用しています。そのため98も100も回転性能は高めです。
それでも、少ない力でスピン量を出しやすいのは100。フェイスに余裕があり、ボールを持ち上げながら深く運びやすいため、ネットの上を安全に通して高く跳ねるボールを使いたい人に向きます。
98は「勝手に回転がかかる」というより、自分でヘッドを走らせてスピンをかける感覚です。スイングスピードがある人なら、低めの弾道から回転で落とす攻撃的なボールを作りやすくなります。
スピンでラリーを安定させたいなら100、スピンを使って攻め込みたいなら98という分け方がしっくりきます。
弾道は98のほうが低め、100は高さを出しやすい
98と100で意外に差を感じやすいのが弾道です。
複数の2026年モデルのインプレを見ると、VCORE 98は低~中弾道でボールを前へ伸ばしやすく、100はそれより高さと深さを出しやすい傾向があります。
フラットドライブ気味に叩き、相手から時間を奪いたいなら98。ネットクリアランスを確保して、スピンで相手を後ろへ押したいなら100が使いやすいでしょう。
前作VCORE 100は弾道が上がりすぎると感じる人もいましたが、2026年モデルは前方向への伸びが増し、以前より扱いやすくなったという評価も見られます。
コントロールを優先するならVCORE 98
狙った場所へ振り切りたいなら98が有利です。
98平方インチでフレームも100より薄く、パワーが必要以上に出にくいため、速いスイングでも距離を合わせやすくなっています。
特にベースラインからフォアを叩く人や、バックハンドでもボールを潰していける人なら、98のコントロール性能を生かしやすいです。
100は細かいコースの狙いやすさでは98に譲りますが、ミスヒットへの強さがあります。毎回完璧な打点で打てない試合では、フェイスの余裕によって結果的に安定することもあります。
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ストロークは「速さの98」「重さと深さの100」
VCORE 98は攻撃的なストロークと相性がいい
VCORE 98は、自分からスイングスピードを上げてポイントを取りにいく人に合います。
2026年モデルは従来よりパワーも出しやすくなっているため、「98だから飛ばない」という心配はそれほど必要ありません。低~中弾道の速いボールにスピンを加え、相手の時間を奪うようなストロークが得意です。
反対に、ゆっくり振ってラケットの力だけで深さを出そうとすると、100ほどの余裕はありません。
VCORE 100はラリーで相手を押し込みやすい
100は球速、スピン、飛距離をまとめて出しやすく、ベースラインで相手を押し込むプレーと好相性です。
高く跳ねるスピンだけでなく、2026年モデルは厚く当てたショットでも前への推進力を出しやすくなっています。
攻撃時の威力だけでなく、守備で時間がないときにも深く返しやすいので、一般的な中級者が試合で使いやすいのは100でしょう。
ボレーとダブルスなら100が無難
ダブルス中心ならVCORE 100のほうが選びやすいです。
ボレーでは大きく振る時間がなく、フェイスの広さと反発力がそのまま助けになります。100は多少打点がずれてもボールを押し返しやすく、速い展開でも扱いやすいです。
2026年モデルではフレームの安定感も改善され、前作よりボレーが扱いやすくなったというインプレもあります。
98も315mmのトップライト寄りで取り回しは悪くありません。自分で面を作り、タッチやコースを重視してボレーするなら98も面白いですが、簡単さを優先するなら100です。
サーブは回転だけでなくスピードも出しやすい
サーブではどちらもVCOREらしい回転性能を使えます。
100は反発力が強いため、フラット系のファーストサーブでもスピードを出しやすく、スライスやスピンでも回転と飛距離を両立しやすいモデルです。
98は自分でヘッドを走らせやすく、コースを狙いながら回転をかけたい人に向きます。速いスイングを維持できる人なら、98でも十分に威力のあるサーブを打てるでしょう。
難易度はVCORE 98のほうが高い
98と100のどちらが簡単かと聞かれれば、答えは100です。
VCORE 98は305g・98平方インチ。2026年モデルでスイートエリアが広がったとはいえ、100より正確なミートとスイングスピードが求められます。
一方、VCORE 100は300g・100平方インチという定番スペックで、パワーアシストも十分。中級者が長く使う1本として選びやすいです。
| プレーヤー | おすすめ |
|---|---|
| 初中級者 | VCORE 100 |
| 中級者 | 基本はVCORE 100 |
| 速く振れる中級者 | VCORE 98も有力 |
| 競技志向・上級者 | 98/100とも候補 |
| ダブルス中心 | VCORE 100 |
| 低い弾道で攻めたい | VCORE 98 |
中級者だから98を使えないわけではありません。普段から305g前後を問題なく振れていて、自分からボールを飛ばせるなら十分候補になります。
VCORE 98の気になるところ
- 100よりスイートエリアに余裕が少ない
- 楽に深さを出すなら100のほうが上
- 305gなので長時間では重さを感じる人もいる
- スイングが小さい人には性能を生かしにくい
2026年VCORE 98は以前よりパワーを出しやすくなっていますが、やはり「振ってこそ良さが出る98」です。
練習では気持ちよく打てても、試合でスイングが小さくなりやすい人なら100のほうが安定する可能性があります。
VCORE 100の気になるところ
- パワーが強く、飛びすぎる人もいる
- 細かいコントロールでは98が有利
- スイングが速い人にはアシストが多く感じる場合がある
2026年VCORE 100はかなりパワフルです。
これは大きな長所ですが、自分で十分に球速を出せる人には飛びが強すぎることもあります。アウトを避けるためにスイングを緩めるようなら、98へ替えたほうが気持ちよく振れるでしょう。
VCORE 98がおすすめな人
- スイングスピードに自信がある
- 低~中弾道の速いスピンボールを打ちたい
- 100では飛びすぎると感じる
- ストロークを最後まで振り切りたい
- コースを細かく狙いたい
- 305gを無理なく扱える
VCOREらしいスピン性能を残しながら、飛びを抑えて攻撃したい人には98が合います。
VCORE 100がおすすめな人
- 98と100で迷っている
- 楽に深いボールを打ちたい
- スピンで高く跳ねるボールを使いたい
- 試合でミスを減らしたい
- シングルスとダブルスの両方で使いたい
- 攻撃だけでなく守備でもラケットに助けてほしい
パワー、スピン、扱いやすさをバランスよく求めるなら100が有力です。中級者が「長く使えるスピン系ラケット」を探している場合も100から検討すると選びやすいでしょう。
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よくある質問
Q.VCORE 98と100ではどちらが飛びますか?
VCORE 100のほうが飛ばしやすいです。100平方インチのフェイスと厚いフレームによって反発力を得やすく、少ない力でも球速と深さを出せます。98も2026年モデルではパワーがありますが、100より飛距離を調整しやすいです。
Q.スピンがかかるのは98と100のどちらですか?
楽に回転量を出したいなら100がおすすめです。98も98平方インチとしてはスピン性能が高く、速く振れる人なら十分に回転をかけられます。100は高さと深さを作りやすく、98は速いスピンボールを狙いやすい違いがあります。
Q.中級者にはVCORE 98と100のどちらがおすすめですか?
迷っている中級者にはVCORE 100がおすすめです。300g・100平方インチでミスへの余裕があり、攻撃だけでなく守備でも使いやすいためです。普段から速く振れて、100では飛びすぎるなら98を検討しましょう。
Q.VCORE 98は難しいですか?
100よりは難しいですが、極端な上級者専用ラケットではありません。305gを問題なく振れて、自分からボールを飛ばせる中級者なら十分使えます。
Q.ダブルスには98と100のどちらが合いますか?
基本的には100です。ボレーやリターンで大きく振れない場面でも反発を使いやすく、100平方インチの余裕があります。操作性やタッチを優先する人なら98も候補です。
Q.2023年VCOREから2026年モデルへ買い替える価値はありますか?
前作の弾道が上がりすぎる、打球が少し頼りないと感じていた人は試す価値があります。2026年モデルはフレーム形状やグロメットが変わり、安定感と前への推進力が強化されています。ただし、2023年モデルの柔らかさや高弾道が好きな人は、必ずしも買い替える必要はありません。
まとめ
どちらにするか決め切れないなら、VCORE 100がおすすめです。
300g・100平方インチで扱いやすく、2026年モデルでは強いパワーとスピンを生かして、ラリーで深いボールを打ちやすくなっています。守備、リターン、ボレーまで考えても、一般的な中級者が試合で助けられる場面は100のほうが多いでしょう。
一方、100では飛びすぎる、低めの弾道で速く攻めたい、強く振ってもボールを収めたいならVCORE 98です。
98は単に100より難しいモデルではなく、スイングスピードがある人がVCOREのスピン性能を攻撃へつなげるための選択肢です。
楽にスピンと深さを出すならVCORE 100。振り切って速いスピンボールを打つならVCORE 98。
この違いを基準に選べば、自分のプレーに合うほうを判断しやすいでしょう。






