ウィルソン ブレード98<2015年モデル> レビュー・感想:ラオニッチも使用するBLADEシリーズから新モデル登場!

BLADE 98(2015)


Raonic MA14 (7) / si.robi

現在、錦織とともに新世代を牽引するカナダのミロシュ・ラオニッチ。
2015年シーズンはグランドスラム優勝なるか目が離せない所ですが、そのラオニッチ使用のBLADE(ブレード)シリーズから、2015年1月に新作がいよいよ登場です!

特徴・ポイント

① さらにしなる!ホールド感とコントロール性能アップ

素材の編みこみを粗く、大きなものにすることで、よりしなるセッティングに変更。
ただ、そのままではフレームがしなりに耐えられないので、「バサルト・ファイバー」をこれまでの3倍使用することで、強度をアップ。

X-LOOP」形状を保持したまま、ラケット全体を「トリプル・ブレード製法」で仕上げることで、従来よりもホールド感(球持ち感)とコントロール性能がさらにアップしています。

② スイートスポットが上部に拡大!

パラレル・ドリルを採用することで、スイートエリアが上方向に拡大。
やっと届いたボールでもしっかりヒット出来、サーブの威力も上がるなど、攻守にわたってその恩恵を受けることが出来ます。
 

スペック

Blade98(18×20)

  Blade98 18x20(2015)(r)

フェイス面積:98平方インチ
ラケット重量:304g
長さ:27インチ
フレーム厚:21.0mm
バランス:325mm
ストリングパターン:タテ18×ヨコ20

ラオニッチを始め、ベルギーの新星ダビド・ゴフィンや、驚異の身体能力を誇るガエル・モンフィスなどが使用しています。

Blade98(16×19)

  Blade98 16x19(2015)(r)

フェイス面積:98平方インチ
ラケット重量:304g
長さ:27インチ
フレーム厚:21.0mm
バランス:325mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19

デビスカップの貴重なダブルスメンバーとして定着しつつある内山靖崇や、2014年全日本選手権優勝の江原弘泰の使用ラケット。
ちなみに、このBlade98(16×19)は日本限定で、2015年3月発売予定です。

Blade98S

  Blade98S(2015)(r)

フェイス面積:98平方インチ
ラケット重量:294g
長さ:27インチ
フレーム厚:21.0mm
バランス:330mm
ストリングパターン:タテ18×ヨコ16

スピン・エフェクト搭載で回転が掛けやすく、他の2モデルよりも軽量で操作性が高くなっています。
 

口コミ・感想

BLADE98シリーズの口コミや感想をいくつか紹介します。
前作よりもマイルドになっているものの、BLADEならではのしっかりした打球感・コントロール性能は健在ですね。
ラケットをしっかり振り切れる上級者~競技者にオススメの一本です。

■Blade98(18×20)
・コントロール性能が高く、ピンポイントで狙うことが出きる。
・フラットドライブが打ちやすく、前作よりもしなりや柔らかさを感じる。
・しっかりした打球感の上級者向けラケット。

■Blade98(16×19)
・パワーとスピンのバランスが取れたラケット。
・フラット系でもスピン系でも対応できるオールラウンドタイプ。

■Blade98S
・ヘビースピンから軽めのスピンまで簡単に打つことが出来る。
・スライスも掛けやすく、ボレーがしやすい。
・BLADE98よりも飛ぶラケットで、ボールが伸びる印象。

ラオニッチといえば、220kmを超えるサーブが最大の武器ですが、最近ではストローク力が向上しており、逆クロスのフォアハンドで相手を追い込んだ後、その甘い返球をダウンザラインで仕留めるというパターンが確立されています。

ただ、パリ・マスターズ決勝 対ジョコビッチ戦の様に、守備力が高い選手に対しては得意の逆クロスがなかなか決まらず、先にミスを重ねるというパターンも見られます。

ラオニッチのポイント獲得率ですが、ファーストサーブが入った時は83%に対して、セカンドサーブの場合は55%。
前者がツアー2位に対して、後者が15位とかなり差が生まれています。

セカンドサーブになってからのストロークの展開、コントロールの精度にまだまだ向上の余地があると言えるでしょう。

今回ブレードのモデルチェンジにあたり、ラオニッチの「もっとホールド感を高めて欲しい」というリクエストを取り入れて改良したとのこと。
NEWブレードを纏ったラオニッチのストロークがどう変化するのか、2015年シーズンはその点も要チェックですね。

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