ヘッド グラフィンXT エクストリーム <2015年モデル> レビュー:リシャール・ガスケ使用のスピンとコントロールを両立したラケット

グラフィンXT エクストリーム 2015


Richard Gasquet / Carine06

ウィンブルドンは、激闘の末にジョコビッチの2連覇で幕を閉じました。その中でも光ったのがリシャール・ガスケの活躍。2007年以来となるベスト4進出を果たし、大会を盛り上げてくれました。

そんなガスケですが、ヘッドのエクストリームを使用してきましたが、その最新モデル「グラフィンXT エクストリーム」が2015年7月に発売されました!

特徴・機能

① グラフィンからグラフィンXTへ進化!

グラフィンは鉄鋼の200倍の強度を持つ素材。2年前からヘッドのラケットに搭載され、その軽さ・打球感は衝撃を与えました。そのグラフィンをさらにパワーアップしたのが、グラフィンXT。グラフィンよりも30%強度を増し、トップとグリップ部分へのさらなるウェイト配分に成功。操作性とスイングスピードの向上が図られています。

② ストリングパターンを選択できる!

グラフィンXT エクストリーム MPAとREV PROに搭載されているのが、ASP(アダプティブ・ストリング・パターン)。グロメットを変更することで、タテ16×ヨコ19とタテ16×ヨコ16からストリングパターンを選択することが出来ます。前者はコントロール性能、後者はスピン性能に優れています。

スピンは、ボールをヒットした時にガットが動いて戻る動き、いわゆる「スナップバック」によって生じます。タテ16×ヨコ19のパターンは、ヨコ糸が多いためガットの動きが抑制され、ブレが小さくなります。また、タテ16×ヨコ16の方は、ガットの動きが大きくなり、回転を掛けやすくなっています。

③ スピンが掛かる!ラウンド形状の採用

初代ユーテック エクストリーム時代から、フェイス面が丸型のラウンド形状を採用しています。これにより、ストリングと面の接触時間が長くなり、スピンが掛けやすい仕組みになっています。

スペック

グラフィンXT エクストリーム プロ

 グラフィンXT エクストリームPRO(r)

フェイス面積:100平方インチ
重量:315g
長さ:27インチ
フレーム厚:23.0〜26.0mm
バランスポイント:310mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19

リシャール・ガスケ使用モデル。コントロールとスピン性能を兼ね備えており、ラケットをしっかり振り抜いていけるパワーのあるプレーヤーにおすすめです。

グラフィンXT エクストリーム MPA

 グラフィンXT エクストリームMPA(r)

フェイス面積:100平方インチ
重量:300g
長さ:27インチ
フレーム厚:23.0〜26.0mm
バランスポイント:320mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19 or タテ16×ヨコ16

ASP搭載の黄金スペックモデル。コントロールかスピンか自分好みのパターンを選択可能。操作性・スペック的にも最もバランスの取れたラケットです。

グラフィンXT エクストリーム REV PRO

 グラフィンXT エクストリームREV PRO(r)

フェイス面積:100平方インチ
重量:270g
長さ:27インチ
フレーム厚:23.0〜26.0mm
バランスポイント:340mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19 or タテ16×ヨコ16

ASP搭載で操作性が高いモデル。重量は270gと軽量ですが、グラフィンXT効果で相手の強打にも打ち負けず、しっかり打ち返せます。
 
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