Kevin Anderson / Carine06
棄権者続出、錦織・ナダル敗退とここまで波乱の多い全米オープン2015ですが、BIG4の一角アンディ・マレーまでそのうねりに飲み込まれてしまいました。
殊勲の白星を挙げたのは、南アフリカのケビン・アンダーソン。第15シードで世界ランク14位なので、金星とまでは言わないかもしれませんが、アンダーソンから見て、マレー戦は過去1勝5敗。直近の2015年クイーンズでは3-6,4-6のストレート負けを喫していました。
アンダーソンですが、グランドスラム4回戦までは進出するものの、そこで7連敗しており、あと1歩の壁を突破出来ずにいました。ウィンブルドンではジョコビッチ相手に2セットアップから逆転負けをしており、メンタル面にも課題があると言われてきた中での今回の大きな勝利。昨年のチリッチの様なサプライズを起こせるか、ここからの戦いが正念場です。
一方のマレーですが、2回戦のマンナリノ戦で2セットダウンからの逆転勝ちをするなど、本調子ではない印象でしたが、遂に力尽きてしまいました。これで、2011年全豪から続けてきた連続ベスト8以上の記録も18でストップ。痛恨の敗戦となってしまいました。
アンダーソンの次戦はワウリンカですが、対戦成績は、アンダーソンから見て4勝3敗。2010年マイアミマスターズの初対戦からワウリンカが3連勝するものの、2014年インディアンウェルズからアンダーソンが怒涛の4連勝。直近の2015クイーンズでも7-6,7-6で勝利しており、勢いはアンダーソンにあると言えます。
そんな注目のケビン・アンダーソンですが、使用ラケットはスリクソン REVO CX2.0 ツアー。
通常はタテ16×ヨコ19のストリングパターンですが、アンダーソン使用モデルは18×20と目が細かいパターンで、コントロール重視のモデルとなっています。
アンダーソンの勝ち上がりで、その使用ラケットにも注目が集まりそうですね。
REVO CX2.0 ツアーのスペック・特長など詳しい内容は、こちらをご確認ください。