人気のスピン系ラケット「ピュアアエロ」の最新モデルが遂に登場。シリーズとしては3代目、初代モデルの登場から約20年経ったピュアアエロが、新世代のバージョンアップを実施しました!
使用選手
ピュアアエロと言えば、ラファエル・ナダルの印象が強いですが、有力な若手選手もピュアアエロを使用しています。
カルロス・アルカラス(スペイン)
史上最年少で世界ランク1位を獲得した若き王者。18歳時の2021年全米オープンでベスト8進出、翌2022年には全米オープン優勝で、グランドスラム初制覇。ポストBIG4時代を見据えて将来を嘱望されている。強力なストロークと強靭なフットワーク、精度の高いドロップショットと多彩なプレーが魅力。
フェリックス・オジェ=アリアシム(カナダ)
2015年に14歳半でATPチャレンジャーに参戦するなど、早くからその才能の片鱗を見せていた。2021年までに8回ATPツアーの決勝に進むもいずれも敗れ、準優勝に終わっていたが、2022年2月に初優勝してから、3大会連続優勝するなど本来の実力を発揮し始めている。アグレッシブなストローカーで、強力なフォアハンドには定評がある。
特徴・機能
①デザインの変更
前作の2019年モデルからデザインを一新。使用選手が20歳前後ということもあり、新しい世代にフォーカスしたデザインとなっています。
②NF2-TECHの採用
天然由来素材である亜麻という麻の一種をフレームの構成素材として採用。3時・9時のフレーム部分とグリップに搭載しています(チームはグリップ部分のみ)。衝撃・振動吸収のみならず、打球感や打球音の向上に貢献しています。
前作(ピュアアエロ2019)との違い
ピュアアエロ・ピュアアエロチームとも、重さ・フレーム厚・バランスの変更は無しですが、ピュアアエロのみストリングパターンを変更。前作からストリングの間隔を変える事でコントロール性能向上・打感の違いを打ち出しています。
具体的には、前作よりストリングパターンをタイトに設定する事で、打ち応えがあり自分の感覚を感じ取れやすい競技者用に変更しています。チームについては前作と同じパターンにして扱いやすさとボールの飛びを両立しています。
スペック
ピュアアエロ
重量:300g
フレーム厚:23.0〜26.0mm
バランスポイント:320mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19
グリップサイズ:1,2,3,4
ピュアアエロ 98
重量:305g
フレーム厚:21.0〜23.0mm
バランスポイント:315mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19
グリップサイズ:2,3
ピュアアエロ チーム
重量:285g
フレーム厚:23.0〜26.0mm
バランスポイント:320mm
ストリングパターン:タテ16×ヨコ19
グリップサイズ:1,2,3
口コミ・インプレ
ピュアアエロ・ピュアアエロチームの口コミ・インプレをまとめましたので、参考にしてみて下さい。
■ピュアアエロ
・前作に比べて振動吸収性能が良くなっており、打球音が良く、気持ち良くプレーできる。
・自分が思っている以上にスピンが掛かり、ボールの軌道が高くなるので、ネットの高い部分を通す事が出来る。
・前作よりストリングパターンが詰まっている分、打感が固くなるかと思ったが、柔らかいフィーリングだった。
・前作よりも打ち応え・柔らかい打球感ではあるが、アエロらしいスピン性能も継承されている。
・しっかり振る事でスピン性能を発揮できると感じた。
・ボレー時に、重さの分安定感がある。
・ボレー時にスライスがしっかり掛かるので、ボールが滑ってくれる。
■ピュアアエロ チーム
・疲れてラケットスピードが落ちてきても、しっかり引っかかって飛んでくれる印象がある。
・ボールが引っかかる感触は、前作と近いものがある。
・軽いラケットは、軽めの打球感でヒット時に高い音がするが、このラケットはそういう印象は無い。
・操作性が良く、ボレーを楽に飛ばす事が出来る。
バボラ ピュアアエロ 2022年モデルの紹介をしましたが、いかがでしたか?
「Own Your Spin」というスローガンの通り、使う人それぞれのスピンを発揮できるラケットに仕上がっています。ピュアアエロはラケットをしっかり振れる人・競技者向けに近づいている感があり、一般的なプレーヤーはチームの方が打ちやすいかもしれません。試打する際は、練習や試合を通して振り切っていけるかどうか比較してみて下さいね。